エアロスミスのジョー・ペリー（G）は、バンドがこの先、アルバムを作るか、いくつかの点から確信が持てないそうだ。
エアロスミスが最後にスタジオ・アルバムを発表したのは10年以上前で、彼らは9月にアメリカでフェアウェル・ツアー＜Peace Out＞をスタートする。


先月、新ソロ・アルバム『Sweetzerland Manifesto MKII』をリリースしたペリーは、『Classic Rock』のインタビューで、さらなるソロ作品をレコーディングする計画はあるかと問われると「いまはない。その時間がない。あったら、エアロスミスのアルバムに全力を注ぐよ。そんな計画があればだけど」と答えた。
 

続いて、エアロスミスがニュー・アルバムを制作する可能性があるのかとの質問が上がると、「わからない」と回答し、そう考える理由を説明した。
 

「いま、俺はできる限りツアーをやりたいと思ってる。ツアーをやり、ファンのためにプレイしたい。それがいまの唯一の目標だ。新しい音楽に取りかかる時間が持てれば、素晴らしいよ。でも、スティーヴン（・タイラー）のことや俺らの年齢、アルバムを作るのにどれだけの労力がいるかを踏まえれば……わからないな。俺は常にプレイし、曲を作っているが、この段階では明言できない。俺はただ、次のツアーをやり、ファンに何かをお返ししたいと思ってる」
 

「俺らは“この先の3年間はこうなる、5年間はこんな感じだ”ってじっくり計画を練るバンドでは、決してなかった。とくにこの年齢になるとな。この先、どうなるかなんてわからない。言わば、多くの人が次の段階へ進んでるだろ」
 

エアロスミスのフェアウェル・ツアー＜Peace Out＞は9月2日に米フィラデルフィアで開幕。
現時点、2024年1月までの北米での日程が告知されている。