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エアロスミス、フェアウェル・ツアーの全日程を延期




今月初め、フェアウェル・ツアーをスタートしたエアロスミスだが、スティーヴン・タイラーの声が完治するまでにまだ時間がかかると、すでに告知していた全日程を延期すると発表した。


エアロスミス最後となるツアー<Peace Out>は9月2日に開幕。
9日までに3公演を終えたところでスティーヴンが声帯を痛め、ひと月中断することとなった。
10月11日に再開予定だったが、怪我の具合が当初考えられていた以上に深刻で、10月11日から2月29日の期間に予定していた北米での37公演全てを2024年のどこかの時点まで延期するという。
 

バンドは金曜日(9月29日)、「ファンたちへ、残念なことに、スティーヴンの声の損傷は当初考えていた以上に深刻だ。医師は、声帯を痛めたことに加え、喉頭外傷が発症しており、継続的なケアが必要だと確認した。彼は速やかな回復を目指し、可能な限り最善の治療を受けているが、怪我の性質上、忍耐が不可欠だと言われている。この結果、現段階で計画されていたPEACE OUT公演は2024年のある時点まで延期せざるを得ない。新たな日程はわかり次第発表する」との声明を出した。

スティーヴンは、「エアロスミスや俺のブラザー、偉大なブラック・クロウズとツアーに出られないなんて、俺は悲嘆に暮れている。世界一のファンたちとロックできないなんて。約束する。俺らはできるだけ早く戻ってくる!」と、コメントしている。

エアロスミスは5月、「PEACE OUT! 50年、10回の世界ツアー、1億人以上のファンたちを前にプレイした末…最後の一回をやるときがきた!」「グッドバイではない。ピース・アウトだ! 覚悟し、Walk This Way(こっちに向かって歩いてこい)だ。俺らのライヴで最高のショウになる」と、フェアウェル・ツアーの開催を発表していた。