ジョンBの道中からのお便り
やあ!みんな、こんにちは。
ツアーマネージャーのジョンBだ。
絶賛ツアー中のエアロスミスの様子をレポートしたいと思う!
現在「Aero Verdeci」ツアー真っ最中のエアロスミス。
マサチューセッツのブルー・ヒルズ奥深くにあるバンカーでのリハーサル後、バンドは「Get A Grip」ツアー以来のイスラエルへ向かった。
Tel Aviv:
イスラエルでは、聖地とされているエルサレムへ足を運んだ。そこではイスラエル国首相のベンジャミン・ネタニャフ、「ビビ」、に案内をしてもらった。その後、彼はスティーブン、ジョーイ、ブラッドそしてトムを自身の事務所へ招き、楽しいひと時を過ごした。そしてはんと今回、イスラエルでの演奏は1994年にイスラエルで演奏した会場と全く同じ会場だった。次にジョージアへと向かった。エアロスミスがジョージアで演奏するのは初めてだった。
Photo by: Katarina Benzova
Georgia:
首都のバトゥミの人々はとても温かく、とても美しい街だった。会場は半分屋内で半分屋外の様な場所だった。
キャパは10,000人程だったのだが、100,000人ぐらいの盛り上がりに感じた。今までヨーロッパの様々な国で演奏をしてきたが、どの国よりも一体感があったのは真実だ。残念ながらこの日は、クリス・コーネルが亡くなる前日であり、「Dream On」が悲しく聞こえた。
Batumi, Georgia
Photo by: Katarina Benzova
Moscow:
モスクワでの演奏はエアロスミスにとって三年間のうちに三回目になる。これは1973年以降更新は塗り替えられていない。ロシアのファンはみなとても熱狂的で最高だ。「Chip Away the Stone」が久しぶりに、そして今回のツアーで初めて演奏された。「Chip Away」はファンの中でもかなり人気の高い曲だ。
Joeyとファンの様子
Photo by: Aaron Perry
Munich:
エアロスミスがミュンヘンで最後に演奏をしたのが2007年。Konigplatzにて22,000人が来場し、チケットが完売した時以来だ。ミュンヘンはドイツの中で一番好きな街だ。会場では1993年から1997年までエアロスミスで一緒に演奏をしてきたトムに会うことができた。トムは20年間エアロスミスでギターを担当してきた仲間だった。
Photo by: Aaron Perry
Berlin:
ベルリンの良いとこは挙げても挙げてもキリがない。ニューヨークとあまり変わらない、と思う事もあるだろうけど、ニューヨークにはない、刺激的な「新鮮さ」だったり、「新しさ」がある。しかし、1934年から1936年に作られた「Waldbuhne」はしっかりとした歴史があり、格別だ。1936年の夏のオリンピックの開催に伴い建てられたステージであり、第二次世界大戦中には様々なイベントに使用されていた。キャパは22,000人だ。(ありがとう、ウィキペディア)
Photo by: Ross Halfin
この日はスコーピオンズのクラウス・マイネが会場に遊びに来てくれた。そして世界的にも有名な写真家ロス・ハルフィンが当日撮影をしていた。エアロスミスがこの会場を訪れたのはローリング・ストーンズのライブを観に来た以来だった。本人たちが会場で演奏するのは1999年ぶりだ。
Photo by: Ross Halfin
Krakow:
ビジネスをたまに「ヒット&ラン方式」で行わなければなならない日もある。それはツアーの次の国へ行き、そしてライブが終わり次第次の国へと飛び立つ、というようなスケジュールの時も「ヒット&ラン方式」を指す。このツアーでは他のスタッフのようにクラクフに泊まることはできなかったが、短い滞在時間の間でたくさんのエネルギーをこの小さな街で感じとることができた。
アウシュビッツツアーにて。エアロスタッフ。
Copenhagen:
最後にコペンハーゲンでのツアーについての様子をお伝えして終わろうと思う。デンマークでは最高の時間を過ごすことができた。買い物するにも食べ歩きにも最適。今回は1989年以来の演奏となった。ライバル・サンズがライヴの前に演奏をしてくれた。最高なバンドなのでもしあなたの近くの街に彼らが来たら是非見に行ってくれ!
Photo by: Ross Halfin
キーファー・サザーランドと、ジャック・バウアーが遊びに来てくれた。
Photo by: Ross Halfin
久しぶりに演奏する曲も多かったこのツアー。
サプライズの曲も1、2曲あったりすると気分がワクワクする!
次回はダウンロードフェスと、スウェーデンロックの様子をお伝えしようと思う!!
お楽しみに!