DIARY

ジョンBの道中からの便りPart2

前回の便りのあと、俺らはスイスの「Sweden Rock Festival」へと向かった。フェスの会場は普段よりとても大きいものではあるが、彼らのフェスでのショーはアリーナと全く変わらない。フェスでは古くからの友人との再会ができる。今回のフェスではイアン・ハンターと再会し、バンドメンバーはイアンとの楽しい時間を過ごした。みなさんご存じの通り、イアンはMott the Hoopleのメンバーであり、1976年にエアロスミスと共にツアーを回っていたメンバーだ。その時の思い出話に花を咲かせ、近況報告もしあった。かつてはお互い色々あった様だが、そんなの70年代の頃の話だ。

アルター・ブリッジも出演をしていた。彼らは毎回期待通りの演奏をしてくれる。今回彼らの事を少しでも知ることができて光栄だ。アルター・ブリッジのマークは楽屋でジョーと話す機会があったのだが、その瞬間は彼にとって夢のような時間だったに違いない。


スティーブン&ジョーwithイアン
Photo by: Ross Halfin

 

London:

我々はロンドンに到着後、ロス・ハルフィンはジョーを小さなツアーへ連れ出した。ロンドンが誇る博物館を回ったのだ。

Guns and Rosesもたまたま同じホテルに泊まっていて、ジョーとガンズのスラッシュは午後に落ち合うことにした。彼にまた再会できたのはとても嬉しかったし、ツアーの後半でまた会えるのを楽しみにしている。

ドニントンでの公演は実に5回目だ。メンバーにとっても馴染みのある場所での公演は、ツアーの中でも最高のショーだった。
 


Donnington
Photo by: Aaron Perry

ダブリンも最高だった。ダブリンのみんなはとっても熱狂的で、音楽に対してとっても熱心だった。



Photo by: Ross Halfin

ロンドン公演中でのオフにジョーはジェフベックと共にイギリスの郊外へと出かけた。ジョーはオフの間、ジェフからたくさんのインスピレーションを受けたみたいだ。



ジョーとジェフベック
Photo by: Ross Halfin

我々はその後ケルンでヒット&ラン(ヒット&ランの意味は前回のジョンBの道中からのお便りを確認してくれ)を実行し、すぐにフローレンスへと向かった。フローレンスでの初めての公演は1989年。それ以来の公演となった。フローレンスへの訪問は俺にとってこのツアーのハイライトとも言える部分だった。メンバーもみんなフローレンスを最高に楽しんでいた。様々なレストランが立ち並ぶ街では好きなものを食べ、スティーブンは古い教会や、美術館などに足を運んだ。オフの日にはスタッフと一緒にヨーロッパの街をサイクリングするのがスティーブンのもう一つの楽しみでもある。イタリアでは祝日だったために、たくさんの観光客やイタリア人がいたおかげで、上手い具合にメンバーは溶け込むことが出来、観光を楽しむことができた。


Lisbon:

リスボンは行くのが楽しみな国シリーズのひとつだ。1999年以来の訪問となったエアロスミスを首を長くして待っていたファンが大勢いた。リスボンでもヒット&ランを実行したのだが、アリーナの中はお客さんの熱気で揺れていた。途中でスティーブンのイアーモニターにトラブルが発生し、ジョーは「Boggie Man」で、トラヴィスは「Monito Man Extraordinaire」で少々トラブルに巻き込まれたが、無事にステージの中央へと戻ってきた。



Lisbon
Photo by: Zack Whitford

来週残りのツアーの様子をお伝えする!

今すぐにレポートを書きたいのだが、テネリフの海に飛び込みたい気持ちを抑えきれないので、また来週だ!